～ヤナ・ノボトナ　Jana Novotna～

チェコ出身サーブアンドボレープレイヤーのノボトナは、
1993年ウィンブルドンシングルス女子決勝
ファイナルセット4-1とリードし、
当時最強だったシュテフィグラフを圧倒していた。
が、その後サービスゲームでダブルフォルトを連発し
逆転負けを喫した。
原因は勝利を意識した”ビビり”と言われる。
表彰式で今にも泣き出しそうなノボトナに
ケント公夫人は「大丈夫、今度はきっとうまくいくわよ」と
言葉をかけると、やはりついに泣き出してしまった。


1997年ウィンブルドンシングルス女子決勝
再び決勝の舞台に立ったが、１６歳のマルチナヒンギスに
敗れ準優勝。


1998年ウィンブルドンシングルス女子決勝
なんとセンターコートにまたノボトナがいた。
３度目の決勝戦でついに優勝。
あの悪夢のような1993年の決勝から5年が経っていた。

グランドスラムでのシングルス決勝進出は計４回。
全豪１回、ウィンブルドン３回。
優勝はこの1998年ウィンブルドンだけだった。
1999年ノボトナは現役を引退した。

[6回]